「どういたしまして」
この状況にドキドキして顔がこわばってる私を気遣ってか、爽くんはずっと話しててくれた。
そしてそのおかげもあり、次第に緊張がほぐれてくるとこれまでとはうって代わり、
私から話しかけることも増えた。
「爽くんたちのクラスは何するの?」
「僕たち?『不思議の国のアリス』だよ」
あ、アリス…?
アリスってあのアリスだよね?
爽くんのアリス姿を想像してしまい、ぷっと吹き出してしまった。
いやでも、それはそれで似合ってるかも。
顔は綺麗だし、スタイルいいし。
「美瑚ちゃん、いまなに想像したの?」
「いや…爽くんの…」


