「あ、えと…咲間…いたんだ?」
「お前を待ってたからな」
普通、この言葉だけ聞いたらドキッとするだろうけど、残念ながらそんな甘い雰囲気ではない。
いや、なりたくもないけど。
だってほら、相手が相手だし。
それに何より、咲間の背中あたりから何かどす黒いモノがゆらゆら漂ってきてる気がするもの。
「そんで。はちみつ牛乳は?」
「ん」と手を出して無言のまま早く寄越せて言ってくる目の前のこのヤンキー。
…気に食わない。
「…ちゃんと買ってきましたよご主人様」
ポイッと投げると咲間はそれを片手でキャッチした。
そしてニヤッと意地悪い笑みを浮かべた。
「よくできました」
そう言うと はちみつ牛乳にストローをさして美味しそうに飲みはじめた咲間。


