「じゃあコレ本人に見せていい?」
「…なにこれ」
取り出したのは1枚の紙。
それも何かを記録しているような…。
「って、これ授業ノートのコピー?」
「それもただのノートコピーじゃないぜ」
トントン、と指で示されたところをみるとそこには――――
《田中くん、好きです》
と、小さくて丸い可愛らしい字で愛の告白が書かれていた。
「なっ、こ、これ…」
どうしよう身に覚えがありすぎる。
そういえば私、授業中に田中くんのこと考えてて…ついつい書いちゃったんだっけ。
そしてそれを消すのを忘れたまま、そのコピーを隣の不登校男子の机の中に入れた、ってことだよね?


