「あの…なんで世話係?」 「さぁ。なんとなく」 「じゃあ、なんで私?」 「――気分」 だめだ、答えになってない…。 「申し訳ない…とは思ってないけど、 とにかくお断りします」 世話係だなんてとんでもない! 「ふーん。断るんだ?」 むくっと起き上がって金色の髪の毛をかき上げる。 「もちろん」 だいたい世話係って何をするのかもわからないし。 ていうか、私はメイドとか召使いでもないのに。 心の中だけで文句を垂れていると、咲間くんは制服の内ポケットから何かを取り出した。