「俺の机の中のやつ――あれ、お前だろ」 一瞬、何のことかと考えてから1つだけ心当たりがあった。 「ああ、うん。私だよ」 「そうか。さんきゅ」 「え?あ…どういたしまして?」 素直にお礼を言われて、少し――いやかなり、驚いてしまった。 (なんだ…怖くて話しにくい人かと思ってたけど、全然普通じゃん) ヤンキーっぽくて性格が尖ってるんだろうなーって、構えてた私がばかみたいだ。 きっと根は優しい人なんだろうな。 「でさ」 やっぱり、ひとを見た目で決めつけちゃダメだよね。