「もーいい!」
ずかずかと咲間くんの隣に行くと、同じように寝転ぶ。
「サボるのか」
「そうよ」
咲間くんはニヤッと笑った――気がした。
「悪いやつだな」
「なっ…あんたに言われたくない!」
鍵が開かないことには、ここから出ることも出来ないわけだし。
保健室に行ければ体調不良を言い訳にできるんだろうけど。
「ねぇ咲間くん。1つ聞いていい?」
「なに」
空は真っ青。
その中に白い雲がいくつか泳いでいて、それを見てると心が穏やかになっていくのがわかる。
「覇龍の――族の噂って本当なの?」
ふと、例の噂を思い出して聞くと咲間くんは顔色ひとつ変えずに「ああ」と呟いた。
「まぁ、嘘じゃねぇ」


