静かになったかと思ったその次の瞬間には、室内にたくさんの埃が舞っていて……
一瞬、何が起きたのかわからなくなる。
けれど爽くんと田中くんの表情をみて――
じわりと視界が歪んでいく。
めんどくさそうに歩く人の姿。
きらきら輝く金色の髪の毛。
ピアスをしてる耳。
すらりとした身長に長い手足。
「お前もここまでだな、田中」
心に響くような、心地よい低音ボイス。
大きな手のひらが私の頭に乗せられる。
「だからやめとけって言っただろうが」
「――咲間……っ!」
「お前、あとで説教な?
とりあえずは今は――……」
ばさっと音がして目の前が真っ暗になる。
「それ着とけ」


