いちばん。

「じゃあそろそろ帰んね」



そう言って隼人は立ち上がった。



この前と同じ隼人の後ろ姿。



胸の奥がズキンとした。



隼人、あたしね?
気付いたんだ。
あたし、隼人にまだ好きって言ってない。



叶わないのはわかってる。
だけどあたしの気持ち隼人に知ってほしい。



そうしたらさ?
少しは隼人の中に残る?
時には思い出してくれる?


もうそれだけでいい。
それだけでいいんだ。