いちばん。

大学もサボってしまいたかったけど、礼美からの電話で無理矢理大学に向かった。



そして授業が終わるといつも通りに講堂を出た。



空は雲ひとつない青空で、思わず深呼吸をした。



隼人、何してるかな?
一生懸命お仕事してるかな?



そんなことを思いながらいつもの裏庭のベンチに目をやった。



その瞬間、時間が止まった気がした。
夢を見てるような気がした。



ベンチの上に寝転んでるのは間違いなく一番会いたかった人。



「……隼人?」



思わず声に出てしまった。


あたしの声に反応はなくておそるおそる近づいた。