いちばん。

「……矢神さん?」



突然の祥の言葉に思わず顔を向けた。



なんでわかっちゃうのさ。
あたしってそんなわかりやすい?



「……よくわかったね」



「わかるよ。ずっと沙桜の事見てきたし。」



「え?」



いつになく真剣な祥に視線が外せなくなる。



「俺にしとかない?」



赤信号に車が止まって、祥はあたしの頭をぽんぽんと撫でた。



想像もしていなかった祥の言葉にあたしの頭は半分パニック。



だってそんなそぶりなかったよね?
彼女いたときもあったよね?



ずっとっていつから?