いちばん。

「じゃ、そろそろ行くかな。バイバイ」



そう言って最後に振り返った隼人は最高にかっこよかった。



それに見合うくらいとびきりの笑顔で見送ったつもり。



扉が音をたてて閉じると同時に堪えていた涙がとめどなく溢れだした。
あたしはその場に座り込んで泣いた。


いつも「またな」っていってくれるはずの隼人の言葉が胸に突き刺さった。



好きだったよ、
誰よりも。



本当に本当に大好きだった。



でも、これで最後。



バイバイ、隼人。



あたしの名前を呼ぶ声も、


「ただいま」っていって笑う顔も



あたしの髪を撫でる手も…









もう、ここにはないんだ。