あの後、どうやって家に帰ったかはほとんど覚えてない。



家に着くと同時に祥から届いた



《ちゃんと家着けた?てかなんか変だったけど大丈夫?》



そんな内容のメールに返信して、ベッドにダイブした。
目に留まる隼人のものが今はすごく痛い。



スーツ姿の隼人と、OLみたいな大人っぽい格好の奈美ちゃん。



結局二人は両想いで、
誰もが認めちゃうような理想のカップル。



あたしじゃ隼人と並んでてもあぁはならない。
奈美ちゃんには到底かなわない。
やっぱり隼人の隣には奈美ちゃんが似合ってた。



何度も何度も二人の姿を思い出す。
気付くと自然に涙が零れた。