いちばん。

「俺の癒しの場なんだからもうくんなよ!」



そういつもいつも言われてたのに、



あたしは隼人に会いたくって、偶然を装ってはこの場所に通ったっけ。



最初は冷たかった隼人がたまに向けてくれる笑顔がうれしかった。



特に会話をするわけでもなく、ただ木陰で昼寝したり本を読んでたりする隼人をさりげなく眺めていた。



見てるだけで幸せな気持ちになって、
側にいられるだけで心の奥がほわんってなるんだ。



会うたびに、言葉を交わすたびに「好き」が募っていく気がした。