『つーか、お前彼女いるじゃん』 『そうだった?』 『うわ、お前最低だな』 「っ‥‥」 次々と聞こえてくる声に耳を塞ぎたくなる。 嫌だ、聞きたくない‥‥! 失恋した時は出なかった涙が、今になって零れ落ちていく。 「ご、めんね、‥‥悠、くん、っ」 彼の制服に染みが出来てしまう。その前に離れようとするが、 「悠くん‥‥?」 彼は私を抱きしめたまま動こうとしない。