「‥‥ミオ、終わった?」 放課後の教室。 私の前の席に座りながら、悠くんは会議の資料に目を通している。 「あ、あともう少し!」 そういう私はというと、今日の日誌を書いています。 目の前の彼は一緒の日直ではない。さらにいうと、同じクラスでもない。 悠くん‥‥隣のクラスなんだけど。