生徒会長と恋の罠





「ごちゃごちゃうるさい」


成瀬くんの一言でまたもや生徒会室に静寂がおとずれた。
スッとその長い足を組みかえる姿はとても絵になっている。


「香瑠。部長が心配してたよ、最近調子が悪いって」
「!それは‥‥っ」


「結人。心配し過ぎて、部の方で失敗続きだったらしいね」
「困ったな‥‥何でもお見通しってわけか」


「大和。‥‥この企画はお前が立てたのであって、責任を持て」
「はいはい‥‥会長の仰せのままに」


それだけを言うと成瀬くんは、そっぽを向いてしまった。

私は皆のやり取りについていけず、ただ首を傾げる。