生徒会長と恋の罠




「成瀬く、」

「悠も随分と大胆になりましたねぇ」

あ、と気付いた時には既に遅かった。私たちの向かい側であるソファーに座っていた柊くんが、優雅にケーキを食べながらこちらを見ている。


「(色んな意味で)ごちそうさまでした」

「っ‥‥いや、これは‥‥」


や、やっぱり見てたよね!?

弁明も言葉にならず、「何か?」と笑顔の柊くんには何も言えなかった。



「ひ、平沢ちゃんが‥‥ついにハルちゃんの毒牙に‥‥!」

「もう悠ってば‥‥‥‥怒るよ?」


頭を抱える立花くんに、フォークを手にする雨宮さん。立花くんはともかく、雨宮さんはフォークをおろそうか。

人に投げちゃダメだよ、フォーク。