(-------え、嘘…。)
私はさっちゃんの言葉に
再度固まった。
今度は、本当に言葉が出ないほど。
「…中学の頃からずっと好きだったの。」
あっちは友達以上には見てくれてないみたいだけど。
というさっちゃん。
え、ちょっと待ってよ…それって…
(何も、心配することなんてないんじゃ…。)
だってハタは高校に入って気付いたとはいえ
『俺その子のこと多分前々から気になってはいたんやと思うねん。』
って言ってたんだよ?
中学の頃から気になってて
高校入って今年クラス同じで…
さらに可愛くなったさっちゃん見て
あ、これは。って確信したってことでしょ?
(それにアプローチしてるって言ってたし、何も問題な---)
「それにね、私…秦山の好きな人知ってるの。」
「え?」
え?
それ…どういうこと?
「前から相談受けてたし…。
誰かは言われてないけど、秦山見てたらすぐに分かった。」
だから、身を引くつもりだし
叶わないってわかってるから、これ以上の関係は望んでないの。
そう言って笑うさっちゃん。
待ってよ、それじゃあなんか…
ハタの好きな人って、さっちゃんじゃないみたいじゃん。
(ちょっと待って…どういうこと…?)
私はハタから相談受けてて
相手の子にアプローチしてるのに
気づいてくれなくて苦戦してる…。
でも同じ相談をさっちゃんにもしてて
さっちゃんも相手のことを誰か察してて…?
え?だって私がハタの好きな人だと思ってるのは
さっちゃん、だよ?
そのさっちゃんが好きな人を察してるって…
じゃあハタの好きな人って、誰なの?
絶対さっちゃん…だよね?
(………。)
頭が混乱する。

