嫉妬深い狼と同棲生活?!






「そういえばもうすぐ修学旅行やなぁ。」

「うん、すごい楽しみ!」

「でもよく考えてみぃ。
この行事でカップルまた増えんねんで。」





ハタがはぁ〜とため息をつきながら私に言う。

あぁそっか…
この行事でさっちゃんに彼氏出来ちゃったら、ハタ嫌だもんね。





「心配しなくても私たちの周りじゃそんなカップルできないよ。」

「そーでも他の子らが出来てしもうたら
学校中の廊下がいちゃラブムードなるんやで!俺耐えられへん!!」





うわーん俺もリア充なりたいぃ〜!

とハンバーガーを食べながらうなだれるハタ。

さっちゃんなら大丈夫だと思うんだけどな…。
好きな人もいないし
そんな告白されたらすぐ付き合うってタイプでもないと思うし…。




「でも確かに修学旅行好きな人と行けたら楽しいだろうね〜…。」





と、私はふと濱崎さんを思い出す。

…濱崎さんは修学旅行の時彼女さんと回ったのかな。

そしたらきっと一生の思い出なんだろうなぁ…。




(私も濱崎さんと回れたらよかったのに…。)





なんて叶わない願いを心でつぶやく。





「そう考えれば俺もまだいい方か…。
一緒に行けば会えるし、付き合ってなくても。」

「そうそう。そこで発展する可能性も大アリ!」





とハタと恋話に花を咲かせていると

いつの間にか時間が経っていて
外は暗くなり始めていた。





「うわ、もうこんな時間か。
すまんなユカリ。送ってくわ。」

「え!いいよ全然大丈夫!」





と言ったものの
ハタが頑固なのも分かっている私は
案の上ハタに送られることになりまして…。





でもハタは

"こんな時間に女の子が歩いてたら危ない"、とか

"男が女の子を送り届けるのは当たり前"、とか


そんな理由付けは一切なかった。





ただハタは



「ええやん。俺がただ送りたいだけやから、送らして。」



と言った。

自分がしたい、と言ってくる男子なんて
ハタぐらいだろうなぁと思いながら

そりゃモテるわ、と納得した。