嫉妬深い狼と同棲生活?!






「ユカリー。夕飯できたー。」

「! はーい!!」




ベッドでしばらく横になっていれば
リビングから濱崎さんの声が聞こえた。

返事をしてベッドから降りて
リビングへ向かえば、いつもの美味しそうな匂い。





「…あ、今日はシチューだ!」





シチューは私の大好物で
嬉しいと言えば濱崎さんは笑って良かったと返してくれた。

シチューを作る時は濱崎さんの機嫌がいい時。

だからさらに好きになったというのもかるんだけどね。





(今日はバイトが早上がりだから機嫌が良いんだなぁ。)





なんて考える。
濱崎さんが機嫌がいいと、私もなぜか嬉しくなる。


もしかしたら、機嫌がいいから映画オーケーしてくれたのかな?

運が良かったのかも、と
神様ありがとうございますって心の中でつぶやいた。






「いただきまーす!」

「いただきまーす。」





フーフーしながら食べる濱崎さんの姿が
いつも可愛いなぁと思う。

濱崎さんは猫舌で、熱いものはいつも軽く冷ましてから食べていた。




「…何見てんだよ。」

「え。」





猫舌バカにしてんだろー、と軽く睨みながら食べ続ける濱崎さん。





「してませんよ。可愛いなぁと思って見てただけ。」

「それがバカにしてるって言ってんの。
明日連れてってやんねーぞ〜!」

「え!!嫌です!!」





冗談で言った濱崎さんの言葉に
私は思わず本気で答えてしまった。

それを見た濱崎さんが
ポカンと一瞬したものの
すぐに笑って「必死すぎ。」と返してくる。




(う、うわ恥ずかしい…!!)





とうつむけば
濱崎さんは食事を一旦止めて
私の頭に手を乗せて






「ばーか、ちゃんと一緒に行くから安心しろよ。」






と楽しそうな調子で
わしゃわしゃと撫でた。


私はその仕草にキュンとするのを隠しながら
少し拗ねたふりをしながら夕飯を食べた。




そんな私を見て濱崎さんがクスクスと笑う。

やっぱりこの人には
敵わないといつも思う。