嫉妬深い狼と同棲生活?!






そして後日

俺は小林が行けないのを知ってて
ユカリを夕飯に誘った。




小林は俺の行動に気づいているのかいないのか


行ってきて、とユカリに勧めた。




あのチケットの罪滅ぼしやと思ってるんかな、とか色々考えながら

ユカリとハンバーガー屋に入った。





奢ったハンバーガーを美味しそうに食べるユカリの口元に

ソースが付いていたのを
笑いながらとってやったり。





「…ん、美味いやん。」






それを食べてそう言った。

その直後に
やば、俺は彼氏か!と自分の行動にハッとなったけど

今日くらい調子に乗ってもええかな…
なんて思って


そして帰りが暗くなるまで居続けて

ユカリを家まで送る。






「ハタってその子のこと好きになる前は
彼女とかいたの?」





帰り道にユカリからそんな質問をされた。



-----ドキッ



ギクッと肩が揺れたんとちゃうかと思う位、内心ドキドキした。





「あー…まぁ一応な。」

「あ、やっぱりそうなんだ!」





ユカリは俺の答えに納得するように頷く。





(すぐ別れてしまってたけどな。)




心で本音をポロリ。






「でも、俺その子のこと多分前々から気になってはいたんやと思うねん。」






俺はユカリにそう続ける。

俺も最初は気付かんかったけど
斎藤の言葉で
後になってそう気がついた。


あの日初めて会ってから
ずっと…菓子パン娘を見てたんやもん。






「だから彼女できても、何かその子のことずっと引きずってたっていうか…
それでいつも別れてしもうてたんや。」

「…ってことは高校入ってずっとその子に片思いしてたってことかな?」

「多分なぁ。その子が今までで1番好きやし。」






気づいたら正直にいろいろ話してしもうてて。


ハッとしたけど
今日は調子乗っても許される。

どうせ気づかんのやろうし
言えるところまで言ってしまえと思った。






そしたら

俺に天罰が下った。








「濱崎さん…。」

「ん?…あ、ホンマや。濱崎さんや。」







目の前から 敵。




あーあ…やってしもうた

そう思った。




ユカリは濱崎さんに謝り倒して
俺も謝って

したら濱崎さんは
俺に冷たく「いつもお世話になってます」なんて言いながら

スタスタとユカリ置いて中に入ってしまってん。



ユカリは慌てて俺に別れを告げて
後を追ってった。






(…何やねんあれ…。)





あんなん完全に

男の嫉妬やん……!!





俺はモヤモヤしたまま家に帰った。



-----正直、嫌な予感がした。

明日何もないように、って
願ったけど




次の日


現実はそうは甘くないと実感した。