「うーめ、ほら、座ろ?」
うめはジッと何かを確認するように、
みおが座ったその隣の席を見つめ、
ようやくわたしから離れた。
2人がちょこんと座るその席の隣で、わたしはそっと立膝をつく。
壇上に、
白色のカーディガンに黒色のひだ付きスカートを合わせた、なんちゃって制服のような姿のお姉さんが現れた。
「はぁ〜い!みなさ〜ん!
こーんにーちわぁ〜!!」
お姉さんの作ったような高い声が会場に響き渡る。
それに吊られる様にして子供たちの声も響く。
様々な、個性豊かな“コンニチワ”
隣を見るとみおは元気に、こんにちわ〜!と返しているが、
うめは顔を赤らめながら口を小さくモゴモゴ動かしているが、そこから声は発生していない。
こういう時は子供たちの性格がよく現れる。
わたしは…うめのタイプだったなぁ(笑
「あれあれ〜?聞こえないよ〜?
もう一度!!
こーんにーちわ〜!!」
お決まりのようなやり取りが行われ、
ヒーローショー、
いや、
ヒロインショーが始まった。

