恋と青春と空模様








2時少し前。


お昼、もといオヤツを食べ終わったわたしたちは例のプリリチュアイベント会場に来ていた。



ガヤガヤガヤ…。


「うわーもう人いっぱいだねー」



「うん…」


「すわるばしょあるかなぁ?」


怯えたように縮こまるうめと、

無邪気に辺りを見回してるみお。



2人にわたしから離れないように、手を握っていることを言い聞かせて、

空いている場所を探す。



もう誰も座っていない席はほとんどなく、

荷物でキープしてあるか、

人と人の間の一席が空いているかしかなかった。