「ど、どうしたの舜!?」 速水の脇腹に思いきり拳を叩きこむ。 もちろん、みんなからは見えないように。 「『及川さん』でいいんじゃない?」 そう、口を開いたのは愛音だった。 「そうだよ、かな。こんな昭和女に、『先輩』なんてつけなくていいから」 おい。 お前の脇腹にも拳入れるぞ、茶髪男。 「わかった~、そうする。 ・・・・・・納得いかないけど」 こうして、その場はおさまった。 「てか、かな、この後入学式だろ?クラスのほうに行かなくていいのか?」