翌日携帯鳴ったのも気づかず眠り込んでいた
温かくって、今までの疲れがどっとでたから


玄関が賑やかに開き

「柚子、ただいま」って声かけたが
いつものように静まりかえっていた

まさか?
出ていった?
嘘だろ?

「柚子?どこ、いたら返事してくれる?」

ベッドみてもものけのから
柚子の部屋もから
トイレにもいない
書斎にも
リビングにも
力なく座り頭を抱えて

また俺から?

仕方ない柚子が出ていきたいのに引き留めた方が悪いんだからな

シャワー浴びて寝ようって
行ったら柚子が・・・・

「柚子、何しているの?」
倒れたのかと脈をとり正常
呼吸正常?
すやすや寝息をたてていた。

なんでよりによってこんなとこで?
でも出ていってなく一安心した。

ベッドに運び
『ちょっと待ってて』クスって笑ってシャワーを浴び、起こさないように横に滑り込んだ。

可愛い柚子
俺から逃げるなよ
二十歳すぎたら、俺は、絶対に嫁さんしてみせる。
髪を撫で、引き寄せて眠りについた