っ・・・
今まで腹痛の薬で痛みを飛ばしていた。

ヤバッ、今日 ピーク

でも奨学金を受けるための試験会場に行かなくては、無一文になってしまう。
バイトはしてるけど、それだけでは大学には行けない。

今にも倒れ込みそうにフラフラ


夜勤明けで車で走行中に

様子が明らかに違う人と出くわした
急いで駆け寄り顔見たら
腹膜炎をおこしかかっていた。

急いで電話した

「腹膜炎をおこした、通行人確保誰か手術できるやついないか?今から連れて行く」

「大丈夫です。ありがとうございました、今日は何としても試験受けないと・・・・」

「試験はいつでも受けることできる体を・・・」

「試験受からないと・・・私は大学に入れない、入学金すら・・」


気を失った。


最悪、施設長になんといったらいいのか?
涙が頬を伝った。


どうしても、大学行きたいものか?
このこ、可愛い、出してやってもいいが、断るよな?


病院付き
緊急要すると伝えて帰ろうとしたが、気が引けて待つことにした。

「深山さん、夜勤明けでかえったんでないの?あのこの家族に知らせたいんだけど?」

「俺は医師として、奨学金がどうたら言ってたが、試験会場に問い合わせたらどうだろ?」


手術は無事に終わった

「深山帰れよ、後は見ておくから」

「あぁ・・・・」


「ご苦労、ゆっくりな」

歩きながら左手を振った。


あいつがな、女に興味なさには困っていたが、この子があいつの心をとかしてくれるかもな
まあ、期待しておこう。


「ん・・・・ん」
いつもと違う柔らかい布団
施設長が柔らかい布団に・・・
薄く目をあけた
見たことの部屋に
「ここは?どこ?」

「気がついたか?昨日の事は覚えているかい?」

「あ、試験・・・・」

「君道路に倒れていたんだよ、わかる?」

「ここ高いんででしょ?払えない」

「そういう事ご両親に・・」

「いたらね私天涯孤独なんで今施設にいます。施設長に・・・私お荷物なんです。グズの金がかかるって、だから、お願い、退院させて」

「ここに連れてきた、やつに相談してみるわ」

「それじゃあ悪いです。」

「逃げたらいけないからな?」


看護士に安定剤を打つように指示した。

「君の名前は?」

「笹野柚子、18才」

スーっと眠りについた。