「とにかく今日その支社行くけん着いてきてくれん?」
手を合わせて言う堀井君。

「えー?」
「御願いします!」
頭まで下げる。

「れ、零ちゃんも行くなら…。」
そう言って零ちゃんの方をそろりと向いた。
「え?うち?ごめん。うちバイトあるけん行けん。」
微笑んで言われた。