「でもそれって支社の誰かがぐちゃぐちゃにしてったっちゃないと?」
零ちゃんが堀井君に言った。

「それでも蜘蛛の巣とか天井や壁のシミはわざと付けたりする?」
「…普通に考えて、しないね。」
あたしは腕を組んで言った。

「やろ?やろ?やけんこの謎を咲井さんに解いてほしいと!」
堀井君はキラキラした目で言ってくるけど…。

「なんであたし?」
堀井君に訊いた。