「えっとー、その親戚はある会社に勤めよらして、この前その親戚がある会社の支社に行ったらしいったい?
その時は問題無かったっちゃけど、その後、資料を1枚渡しとらんことに気づいて、夜もっかいその支社に行ったら、今度はその支社が廃墟やったらしいと。」

「廃墟?」

「うん。机とかイスとかバラバラでぐちゃぐちゃやったらしい。
それで親戚は怖くなって急いで帰ったらしいけど。」

「ふーん。それが何?」
「え?ミステリーじゃね?」
堀井君は謎の決めポーズをした。