そして階段を上った。 階段には窓が無く、蛍光灯が不気味に階数の数字を照らす。 「着いた。4階のこの部屋に来るように言われて…。」 扉を開けようとする新さんの手は震えていた。 ガチャ… 開けると、そこは廃墟だった。