18歳の誕生日に
キャバクラの面接に行った。

そしてキャバクラで働きながら
いつの間にか男にお金の管理をされて
私が別れたいと言うと
山ほど服や鞄を買ってきて
足りないものは有るか聞いてきた。

私が要らないと言うと
クーリングオフは出来ないから
お金を返してくれ。
そう言ってきた。

何度も何度も
別れたいとお願いした。
子供の元へ帰って欲しいとお願いした。
でも無駄だった。

お前のせいだと言われた。
今更家には帰れない。
責任をとれと。

だからもう全てを諦めて
生活していた。


そして19歳の誕生日を迎えた。

それから夜を辞めて昼の仕事にしようと
面接をいくつか受けた。

そして新しい仕事が決まって
1年と4ヶ月でキャバクラを辞めることになった。


でも昼の仕事に戻れても
新たに始まる新生活に希望の欠片もありませんでした。

何故か、それは私が借金をしていたから。
不倫した男に。
たった15万くらいだったけど
とっくに返し終わってるはずなのに
また何かを買っては押し付けてきて
貸しだと言ってくる。返しても返しても…
繰り返しだった。

月に8万から10万払って
その男の家での家政婦生活が始まった。

週６日の8、9時間で働いて。
どこの世界に8万も払って家政婦する人が居るんだろうって
ずっと思ってた。

でも親にもきょうだいにも助けてなんて言えなかった。
自分勝手に家をでたのに
そんな虫の良いこと言えない…って。




でもね。

そんな諦めの毎日が変わり始めていた。
私は自分の中の密かな想いに気付いたんだ。


不思議。
どんなに人で傷ついても
どんなに人に苦しんでも

人は人を求めるものね。


私はときめいた
出逢った彼に。
まだ、
ときめきを感じれる私の心に…。