さっきのイケメンが忘れられずに、ボーッとしながら我が校に行くと、桜の花びらが春の風に吹かれて舞っていた。 自分のクラスを確認して教室に歩いていくと、なんだか廊下が女子で溢れかえっていた。 「やっほー華!」 よく分からず教室に入ると、私の親友である愛理が丁度目の前にいた。同じクラスだったようだ。 「お、愛理。同じクラスだね」 「うんうん、よろしくー」 私はどうしても女らしくできないから、愛理の様にさっぱりした子がいると気が楽で有難い。