「ふっふっふ……」


夜、家に帰ってから、私はベッドに横たわりながら携帯を手に一人にやけていた。

なんでそんな気持ち悪いことしてるかって?それは……


「蒼空から返事来たぁ~!」


そう口に出しては一人で悶える。

帰り際、しつこく蒼空にメアドの交換を迫った。最初は当然無視されてたけど、結局は蒼空が折れて教えてくれた。すごく嫌そうな顔をしながら。

そしてさっき、『大浜華です!よろしく!('∀`)』と送ったら返事が返ってきた。『よろしく』というたった四文字だっけど、それがとてつもなく嬉しい。


「よっし、明日も頑張るぞ」


明日は早速体育がある。もしかしたら蒼空のカッコいい所が見れるかもしれない!

ワクワクしながら、私はそのまま眠りに落ちた。