猪突猛進!!~毒舌男に恋をして~



教室に戻ると、HRが近いせいもあってかあの女子達はいなくなっていた。クラスメイトは各々席について喋ってる。

私も椅子に座ろう。
そう思って窓側を見やった時、私はそれに気づく。

1番窓側の席、つまり私の席の隣に、江戸川がいた。


「江戸川、隣の席なんだね」


思わず叫びたい衝動を堪えて席につく。
江戸川は何かの本を読んでわたしには目もくれなかった。

……よし、話しかけよう。


「ねえ、何の教科が好きなの?私は体育だな。運動好きなんだ」


江戸川はぱらりとページをめくった。無視。
でもその所作が凄く似合ってしまうのが江戸川なんだな。

何の本読んでいるのかな。ミステリー?ホラー?もしかしたらすごく難しい論文かも。