「はぁぁ~」 平川の事が気になって仕方ない私は、バイト中もずっとため息ばかり ついていた。 「槇村さんどうしたの?ため息ばかりついて…悩み事かい?」 ため息ばかりの私を心配そうに見つめる竹中さんに 「いえ、悩み事じゃないんです」 「そうならいいんだけど…そういえば槇村さんデートの件は考えてくれたかい?」 「……あっ…」