まったく平川のヤツ…



1人で寝れないわけ…子供じゃあるまいし…





学校に着いた私はブツブツ独り言を言いながら



教科書をペラペラめくっていた。





「あれ?ゆいゆいコンタクトしてこなかったの?」



まだ眼鏡の私の顔をジーッと見つめる


優実チャン……




朝から平川と少し喧嘩になって


コンタクトどころじゃなかったんだ…






「眼鏡をかける癖でコンタクト着けるのわすれちゃった…あはは」




苦し紛れの言い訳…―――