美桜(みお)、おはよーーっ!また同じクラスー!
と、うるさく抱きついてくるやつは1年の時から同じクラスで親友の友梨(ゆり)

おめぇと一緒とかまじだりー、とつまらなさそうな顔をしてるのは友梨と仲のいい翔(しょう)。
翔はチャラいけど明るくて初対面のあたしにとても仲良くしてくれた
今まで関わったことのない人と友達になってなんだか嬉しいな〜

楽しいクラスになりそうっとウキウキしてるのもつかのま、私達は今定期考査期間真っ只中だ…勉強が大嫌いな友梨とあたしは遊びほうけていた
友梨といるとほんと楽しいし勉強とかほんとどおでもよくなってきた

予想通りテストは運!運!運!
鉛筆転がしたりして…まぁ毎回のことだけど笑

テストが返ってきた…
私はその点数に目が飛び出た
なんと90点だったのだーっ!
喜んでると「何点?」と男の人の声が聞こえた
あたしに言ってるのか分かんないけど一応振り向いてみた
そしたらばっちり目が合った
あ、あたしか
90だったよと答える
そっかと聞いてきたくせに興味なさげな彼にちょっとむかつく
あ、そおえばあいつと喋ったの初だな〜
なんて名前だろ
そんなことを考えてると、友梨があいつと仲良さげに喋っていた

友梨が12点だった〜と言いながらベロを出してこっちにくる
「あの人と仲良いの?」
と聞くと「幼なじみ」と返ってきた
名前は橋本大輝(はしもとだいき)とかゆうらしい
興味なんて別にないけどね
「なぁに〜?惚れた〜?」
と聞いてくる友梨に「ありえないから」と本音伝える
「なんだ〜」と友梨は面白くなさそうな顔してたけど惚れるもなにも今日初めて喋ったし。

そしてなんにもないままただ楽しく学校生活を送っていた
そしてある事件が起きた

翔にはもうすぐ半年の彼女がいた
それもちょーお似合いの!
バスケ部のキャプテン同士で彼女の方もあたしと仲が良かった

居残りがあり遅くに1人で学校を出た
あー、暗いな〜
怖いよ…

「よお」
聞き覚えのある声…あ!翔
「どしたのー?こんな時間に」
翔「お前待ってた」
え?なに?
「るりちゃん(翔の彼女)の相談とか?」
翔「いや、美桜に用あって」
「なになに?」
翔「俺、美桜のこと好きだわ」
何いってんの?
「るりちゃんは?え?なに、浮気〜?笑」
と冗談ぎみに聞いたけど翔の表情は変わらない。
翔「いや、ガチ。おれまじで美桜に惚れたわ」
びっくりして固まってると急にマフラー引っ張られてそのまま唇が触れた
「きゃっ、…ん」
そして、離れたかと思うとこんどは長く深く翔を感じた
こんな強引なキス初めて、恥ずかしいよ、熱いよ///
「かけ…る?」
翔「急にわりいな、でももうおさえらんねえ」
「あたしも翔が好きだよ?」
本音だった、触れた時そう感じた
翔は嬉しそうな顔して抱きしめてきた
幸せを感じた。
るりちゃんが見ていたとは知らずに…