空に舞う桜



「それと、すまないが、しばらくの間は俺か幹部の誰かが、日替わりでつかせてもらう」




「え、何でですか?」




すると、山崎さんはなんだか困った顔をした。




「……まだ、君を1人で行動させるわけにはいかなくてな」




「あ……」




その言葉に隠された意味が、なんとなく分かった。




私はまだ、信用されきったわけじゃない。




まだ、あくまで部外者で不審者ってことなんだな、たぶん。




「分かりました、よろしくお願いします」




「悪いな、男ばかりで気が休まらないと思うが、辛抱してくれ」




「いえ、大丈夫です」




「それと、部屋を用意したから、一緒に来てくれるか。

 流石に、このまま倉の中は、申し訳ないからな」




「え、いいんですか?!

 ありがとうございます!」




こうして、私の新しい日常が始まった。