言葉は素直に言えないくせに、こんな事引き受けて…… 私って、以外と下心ある人だったんだな。 「着物邪魔……」 クルクルと裾を託しあげて、また走り出す。 なんだろう、この高揚感。 私、今歴史を体験してるんだ。 ちょっと、楽しいかも…… 「ニヤけちゃう」 高まる気持ちのせいなのか、足の運びがいつもより軽く感じる。 速く、もっと速く。 急いで土方さんの所に行かなきゃ。 自分に任された事を果たすために。