それをいいことに・・・
村瀬君達が入社した年の冬の初め頃には、元カノと付き合い始めていた。
10月の俺の誕生日に、元カノ=美帆( みほ )からプレゼントをもらった。
それをきっかけに、何か言葉を交わした訳じゃないけど、何となく2人で出掛ける事が増えた。
そんな頃、美帆が俺に言った。
「陽平に、誕生日プレゼントを渡す前、ルミに言ったの。『私も塚本さんの事が好き』て」
その時初めて、美帆とルミ=村瀬君がそこまで仲がいい同期だったと知った。
俺なんかより、美帆の方がずっと大人だった。
そしてある日、村瀬君が、ポツリと呟いた。
「美帆でよかった・・・」
村瀬君の気持ちを知りながら、何もしなかった俺。情けないと思った。
今度は、ごまかさず、村瀬君にきちんと俺の気持ちを伝えよう。そう心に決めた。
村瀬君達が入社した年の冬の初め頃には、元カノと付き合い始めていた。
10月の俺の誕生日に、元カノ=美帆( みほ )からプレゼントをもらった。
それをきっかけに、何か言葉を交わした訳じゃないけど、何となく2人で出掛ける事が増えた。
そんな頃、美帆が俺に言った。
「陽平に、誕生日プレゼントを渡す前、ルミに言ったの。『私も塚本さんの事が好き』て」
その時初めて、美帆とルミ=村瀬君がそこまで仲がいい同期だったと知った。
俺なんかより、美帆の方がずっと大人だった。
そしてある日、村瀬君が、ポツリと呟いた。
「美帆でよかった・・・」
村瀬君の気持ちを知りながら、何もしなかった俺。情けないと思った。
今度は、ごまかさず、村瀬君にきちんと俺の気持ちを伝えよう。そう心に決めた。