「『自分の事を、よく知らないくせに告白するな!』て言ったんでしょ⁉だったら、あんたはどうなの?相手の事、よく知らずに断ってるんじゃないの?」
「ハッ!」とした。確かに、俺がよく知らない相手だという時点で、話をよく聞かず、みんな一括りにしていたよう気がする。
「私の友達は『仕方ない』て、笑ってたけど・・・私は、あんたを許さない!あんたなんか・・・あんたなんか、サイテーッ!!」
斉藤さんの頬に、一筋涙が、伝ったように見えた。斉藤さんは、ズンズンと大股で歩いて俺の横を通り過ぎようとした。
「斉藤さん!」
斉藤さんが、俺の斜め後ろでピタッと足を止めた。斉藤さんが、どんな表情をしているのか、俺からは見えない。
「斉藤さんに、斉藤 ほのかさんに・・・ごめん!て伝えてください・・・」
それだけを言うのが、やっとだった。斉藤・・・清香さんは、何も言わずに立ち去った。
俺は、しりもちをついたまま、しばらく動けなかった──
ほのかさんに、直接謝る勇気もない、ヘタレな俺。
結局、何も言えないまま、ほのかさんは冬休みに引っ越していった。
「ハッ!」とした。確かに、俺がよく知らない相手だという時点で、話をよく聞かず、みんな一括りにしていたよう気がする。
「私の友達は『仕方ない』て、笑ってたけど・・・私は、あんたを許さない!あんたなんか・・・あんたなんか、サイテーッ!!」
斉藤さんの頬に、一筋涙が、伝ったように見えた。斉藤さんは、ズンズンと大股で歩いて俺の横を通り過ぎようとした。
「斉藤さん!」
斉藤さんが、俺の斜め後ろでピタッと足を止めた。斉藤さんが、どんな表情をしているのか、俺からは見えない。
「斉藤さんに、斉藤 ほのかさんに・・・ごめん!て伝えてください・・・」
それだけを言うのが、やっとだった。斉藤・・・清香さんは、何も言わずに立ち去った。
俺は、しりもちをついたまま、しばらく動けなかった──
ほのかさんに、直接謝る勇気もない、ヘタレな俺。
結局、何も言えないまま、ほのかさんは冬休みに引っ越していった。



