君とのキスの意味

でも、少し厚めの唇は、ツヤツヤしてプルプルして、本当に柔らかそうだ。

背は低いが、細過ぎないし、胸もまあまあありそうだし・・・

ハッ!と気付く。今日、出会ったばかりの子なのに、俺は何を見てるんだ~!

邪念を振り払おうと、頭を振る。

「お前、何してるんだ?」

高野主任が、訝しげに俺を見る。

「イヤ、別に」と、短く答える。

「沙映ちゃん、下ネタにもノリがいいんだよ。遊んでるのかと思ったら、ラブホの名前は全然知らないし」

・・・いったい、何を話してるんですか!?自分の事は棚にあげ、高野主任の発言に少々呆れる。

ここに入ってきた時、一人でちまっと座っていた水野君を見て、まだ馴染んでいないのかと思ったが・・・それは、余計な心配だった。

みんなの話を、表情をクルクル変えながら、楽しそうに聞く彼女は、立派な野球チームの一員だった。

顔が火照っているのを感じながら、

「フゥ~」と息を吐いた。

俺は、酒があまり強くない。ビールの中ジョッキ2~3杯も飲めば、いい気分になれる。

「生、3杯目位ですよね?」