本当は明日にでも、と言いたかったが、白石さんの都合が悪く、来週の土曜日に会う事になった。
「細かい事は、また連絡します」と言われ、電話をきった。
『身から出た錆』とはいえ、月曜日から俺は、いったいどんな顔をして水野君と、顔を合わせればいいのだろう・・・それだけを、考えていた。
─「なんかね、水野さんがすごいの!こう『鬼気迫る』て感じで、ガーッて、キーボードを叩くの」
水曜日の午後7時過ぎ。
水野君が、トイレか何かで席を離れた時。誰に言うでもなく、丸岡さんがキーボードを叩く身振りをつけながら言った。
「仕事がはかどっているなら、いいんじゃないですか?」
向かい合わせで座る宮前が、俺の方をチラッと見ながら言う。その視線には、気付かなかったフリをする。
「うん。確かにすごい速さで伝票を入力してるけど、あんな仕事の仕方をしてたら、絶対、家に帰ったらクタクタだと思うの。バテなきゃいいけど・・・」
それって、やっぱ俺のせいだよな・・・俺が、きちんと言わなかったから。水野君、悩んで仕事に没頭する事で、考えないようにしているんだろうな・・・
「細かい事は、また連絡します」と言われ、電話をきった。
『身から出た錆』とはいえ、月曜日から俺は、いったいどんな顔をして水野君と、顔を合わせればいいのだろう・・・それだけを、考えていた。
─「なんかね、水野さんがすごいの!こう『鬼気迫る』て感じで、ガーッて、キーボードを叩くの」
水曜日の午後7時過ぎ。
水野君が、トイレか何かで席を離れた時。誰に言うでもなく、丸岡さんがキーボードを叩く身振りをつけながら言った。
「仕事がはかどっているなら、いいんじゃないですか?」
向かい合わせで座る宮前が、俺の方をチラッと見ながら言う。その視線には、気付かなかったフリをする。
「うん。確かにすごい速さで伝票を入力してるけど、あんな仕事の仕方をしてたら、絶対、家に帰ったらクタクタだと思うの。バテなきゃいいけど・・・」
それって、やっぱ俺のせいだよな・・・俺が、きちんと言わなかったから。水野君、悩んで仕事に没頭する事で、考えないようにしているんだろうな・・・



