「ふぁ〜ぁ…」
ギシギシと私が歩くたびに軋むこの階段はとても嫌だった。
まるで…私が重いって言われてるようで。
母「おはよう、美世」
「ぅん、…。」
″山岡 美世″ (やまおか みよ)
母「朝ご飯できてるから早く食べなさい。学校、遅刻するわよ?」
「へ?…うっわー!もう7時半じゃん!
寝坊〜!」
急いで、身支度をする。
ご飯を食べて学校に向かう。
うちの学校の先生は厳しいんだ。
遅刻や服装で引っかかるとめんどくさい。朝から面倒なのはごめんだ。
「行ってきまーす!」
母「気をつけなさいよー!」
「はいはーい!」
ガチャ
今思えば遅刻した方が良かったのかもしれない…。