「二宮の代わりが務まるかしらね?楽しみだわ」
「それ以上に成ってみせる!怪我が良くなったら警察学校に編入して、必ず折笠さんの隣に立つからね!」
興奮気味に話す赤野に、思わず笑ってしまうと、カーテンで見えない病室の扉が開いた音がした。
「やっぱりここに居たんですね!!」
「げっ!」
カーテンが勢い良く開けられ、怒った顔の若い看護婦が赤野を見下ろした。
「さぁ!病室に戻りますよ!貴方は重症なんです!何度も言わせないで下さい!」
言う事を聞かない赤野に若い看護婦は怒鳴り、ベッドに立て掛けておいた松葉杖を掴むと、それを赤野に突き出した。
「折笠さん、すみません」
若い看護婦は赤野の腕を掴んで無理矢理立たせながら、私に申し訳ない顔をする。



