額に青筋を浮かべたアルラウネは弱るどころか、凶暴さを増てしまった。
怒りに任せてイバラで赤野の胴体を拘束する。
「ァァア゛ッ!!」
赤野は強い力で急激に締め上げられ、口から血を吐いた。
「せきッ……ぅァア゛ッ!」
赤野の名を呼ぼうと口を開くと、私の胴体も強い力で締め上げられる。
胴回りに鋭いトゲが深く突き刺さり、イバラが締め上げる度に皮膚が切り裂かれていく。
「面倒だから、一緒に殺してあげるわ」
ニッコリと笑ったアルラウネは、痛みに苦しむ私と赤野を並べて頭上に掲げた。
「早く貴方たちの血が飲みたいわ。これで、もうすぐ私は完全体になれる……」



