血だまりの少女


身を乗り出して殴ってやろうと手を伸ばすが、その様子を見てアルラウネは私を冷たく睨んだ。

「貴方、うるさいのよ。自分の立場解ってる?メインディッシュは最後に取っておこうかと思ったけど、貴方を先に殺して食べても良いのよ」

アルラウネは赤野に背を向け、私に近付いて来る。

私は恐れる心を隠す様に、距離が縮むアルラウネを睨み返す。

「ふんっ……お望み通り、貴方から殺してあげる」

「ぅぐッ……!」

目を見開いたアルラウネの手は、一瞬の内に私の首を捕らえた。

「うぐぐッ……ッ……くッ……」

戦う術も逃れる術も無い私は、せめてもの抵抗として首を絞めるアルラウネの手首に爪を立てる。

「無駄よ、全然痛くないわ」