私は体に巻き付いたイバラを叩くが、トゲが手に刺さり血だらけになるだけで、アルラウネにダメージは与えられなかった。
「んふふ……そうやって私を憎みなさい」
アルラウネは赤野を自分の目の前に引き寄せる。
息が掛かるほどの距離で、血だらけの赤野を見つめる。
「貴方を殺したら、その血から新たなアルラウネが生まれるのかしらね?」
赤野は痛みに耐えながらアルラウネを睨む。
「でも血はもったいないから、試すなら精液にしましょうね。チェリーボーイって条件付きだけど」
アルラウネは、いやらしく微笑み、赤野の頬を優しく撫でる。
そしてゆっくりと赤く艶やかな唇を、抵抗しない赤野の血が流れる唇に寄せる。
しかしアルラウネは紙一枚の距離で動きを止めた。



