血だまりの少女


アルラウネは私の体を揺すった。

動く度、体に突き刺さったトゲが皮膚を切り裂き傷口を広げる。

「だったらッ……早く私を食べれば良いでしょッ!?赤野君は、関係無いじゃない!!」

私の訴えに、アルラウネはニヤリと怪しい笑みを浮かべた。

そして再び赤野を地面に叩き付ける。

「うがッ!」

「赤野君ッ!!」

隣で血を流してぐったりしている赤野に手を伸ばすが、空気を掴むだけだった。

「ミヤビの体に寄生しているからこそ、思い入れのある貴方の血肉が良いの。でもまだスパイスが足りないわ。もっと憎悪や悲しみ、怒りで煮えたぎった熱い血が飲みたいのよ。あの若い男とこの子の死で、きっと貴方の血は極上の物になるわ」

「若い……二宮の事ねッ!?アンタのせいで二宮はッ!この悪魔めッ!殺してやるッ!殺してやるッ!!」