全ての紙に文字が隠されているという推測は間違っていたのだろうか。 焦りだして震える手で白紙の紙を炙り続けていると、部屋と廊下の絵が浮き上がってきた。 「地図か……」 屋敷の地図は折笠さんが持っているので、照らし合わせる事は出来ない。 俺は浮き出た地図を良く見ないで、次の紙を炙り始める。 次は『で』と浮き出てきた。 その次は『あ』だった。 俺は全ての紙を炙った。 ロウソクを机の隅に移動させて、炙った紙を一枚ずつ並べてみる。 『で・あ・か・ね・う・た・ま・お』